いよいよ大学生の就職活動の時期が来ました。
この春から4年になる娘が就職活動に入ります。
娘より2歳上の息子は、一浪して学部後、院に進学するので、先に娘のほうが就活に入るわけですが、
運良く、まだ景気の方は、(一応は)良いらしくて、求人の方も売り手市場だそうです。
売り手市場といっても、やはり皆が憧れるような、平均所得1000万円越えのような企業は、景気にどうのこうの左右されずに難関です。
娘は、地元に帰らずに就職したい、と考えているようですが、親としては、一緒に暮らしたいから帰ってきてほしいとかの気持ちは毛頭ないのですが、それでも、娘の考えには賛成できません。
特別にお給料の良い先( 平均所得ランキング20位ぐらいに入っているような会社)でない限り、
一人暮らしをして仕事をするのは難しいことではないのかと私は思いますので、そのことを娘に以前から機会ある都度に話していても、娘は全く聞く耳持たず、
「やりがいのある仕事がしたい。」と言い張ります。
やりがいの仕事って何?って質問をしたら、 「企画とか、、、そういうの」と漠然とした答えしかできないようです。
それに対して私は、企画などもいいけど、総合職なら営業もあるんやから、営業回りや、自分が希望しなかった部署についても、「なんでも頑張って会社の為にします! 」って気持ちがないとあかんで、と説教します。
これがいつもの会話の流れです。
今の言葉に「社畜」 とか「ブラック企業」とかの言葉がありますけど、
そういう言葉をよく吐くのが、娘のような若い人で、 「やりがいのある仕事がしたい。」という割には、 給料もたくさん欲しくて大企業しか眼中になく、、お休みもしっかり欲しい、残業は1日1時間ぐらいだけしかしたくない、ほとんど定時に帰れるようにしたい。。。とか言って、
それらの条件に合わない会社は「ブラック企業」らしくて、そういう条件でも文句言わずに一生懸命働く人は「社畜」と揶揄するみたいですね。
恐らく、娘もそれに似た考えを持っているのでしょうね。
できるだけ働かずに、ラクをして高級取りになりたいなんて、どういう考えでそうなるのか、私には理解できません。
日本は、他先進国とは違って、国土が狭くて資源がなくて、周りは海で囲まれた島国です。
そういう国が、働かなくて高収入を得れるはずがないです。 他のアメリカやヨーロッパと日本を比べて、日本は労働時間が長すぎで、労働が非合理的だから労働時間に見合った対価が得れないのだ云々、という人がいますけど、 アメリカや、例えばドイツなぞと同じに考えれないってことがわからないのでしょうか?
専業主婦を長年やってきた私にすらその事情がわかるのですから、 このことについてわからない人は少数では、と思いますけど、意外と多いようです。
それに加えて、外国資本にマーケットを奪われてしまっているのですから、日本企業は海外に市場開拓するために必死なのに、
そして、福島原発の件で、日本の企業が大変なことになってしまっていることが分かっているのかしらね。
ラクをしていてお給料もらえるところがあるはず、なんて馬鹿げたことを真剣に信じている人がいるってのに驚きます。
まあ、そういうこと少しでも考えたいなら、東大の一番難しい学部ぐらいには行ってもらいたかったですねww
子供達が、日本の実情を知らずに、ノーテンキな考えでいるのが、本当に歯がゆいです。
どこでそんな情報を仕入れてくるのか(あまりネットをしない子供達ですが)、 実際に社会に出て労働したことのない机上論だけがお得意の先生か? ネット浸けになっているお友達からの情報なのか。
話変わりますが、
昨日のテレビのニュースで、就活解禁、というテーマのニュースをしていて、「 就活生の親向けのセミナー」ってのが東京で開催されている、ってのを紹介していました。
「就活生の、親向け」のセミナーですよ!! 東京で行われていたそうですが、関西もやってるのかな? 非常に驚きました。 親が就活のセミナーに行って何するんや?? 親がセミナーに行って、成功する就活方法とかを勉強してきて、それを子供に教えるんかな?? 親の入れ知恵で 運よく実力以上に企業に入社できても、仕事がこなせるんやろか?
そしたら運良く子供が希望の企業へ就職できたとして、 例えば、子供が病気になって仕事を休まなければならなくなったら、ママンが「息子チャンがお熱を出して仕事に行けないと言っていますから休ませてください。」と職場に電話するんやろかなー?www と、夫とすごく盛り上がりました。
妻から 「夫が熱だして休ませてほしいって言ってます。」 との電話が職場にあった、という話は聞いたことがあるけどなー笑