自分の家で採れた実生苗から、自分の思い描いている特徴を持った苗が出れば嬉しいものですね。
前回の記事に、お気に入りの自分の家で採れた実生苗の写真を撮ってブログにアップしたのですが、写真がうまく撮れず、肉眼で見えるのとは程遠い感じの写真になってしまっていました。
朝日の柔らかい太陽光のなかでの撮影なら、割と肉眼で見えるのに近い
質感や色が写真に出ますので、今日は朝に写真を撮ってきました。
私がコノフィツムに熱心になったきっかけは、マウガニーのルフェッセンスですが、
今の私がコノフィツムのなかで一番好きな種類を一つ挙げるとしたら、
コノフィツム ペルシダム テリカラーです。(でも、マウガニーのルフェッセンスも好きです。 ルフェッセンスは品種名ではなくて、そういう特徴を持ったマウガニーからの選抜個体なのだと思います。 ですので、マウガニーの特徴を持った両親から採れた種を蒔いても、全部がルフェッセンスの特徴を持った個体が出るわけではなく、大多数の個体が特徴を持たない苗になるのだと思いますよ。
これは、上の写真の右側の「コノフィツム ペルシダム ネオハリー メーキンズプラム」も同じだと思います。 選抜個体です。固定化されているものではないのです。 割と有名な実店舗を構えているお店に、「メーキンズプラム」の名札を持っている多くのネオハリーを置いているのを見たことがありますけど、 全くメーキンズプラムの色味ではありませんでした。 強いて言えば「ネオハリー ルブラ」と名前をつけれるかどうか、ぐらいの色味です。 ネオハリーは管理次第では薄紫色になるのが珍しくありませんから、薄い紫色個体には特別な希少価値はありません。 そのお店が管理によって(遮光度数)色が悪かったのかどうかはわかりませんけど、私の環境よりも常に遮光度は高く管理されていますので、色はもっと鮮やかに出ても良いぐらいですけど。
メーキンズプラムは、前シーズンぐらいからぼちぼち普及し始めました。メーキンズプラムと特徴が若干違う色の濃いネオハリーもありますね。うろ覚えですけど、メーキンズプラムが紫色掛かった色に対して、赤い色で透明窓が大きかったように記憶しています。 そちらの方はまだまだ入手が難しいです。 メーキンズプラムが普及してきたといっても、やはり買うのはちょっと考えてしまうような値段ですが、ネオハリーなので間違った管理をしなければ分頭で増えるの早いです。 分頭なら親の特徴をそのまま引き継いでいるので間違いないです。 私の持っている苗も、目の前で割ってもらって買ったものです。
ペルシダムのテリカラーは、採取番号違いが数種あり、多少の外見的特徴の違いがあります。 それに、タイプ違いもありますし、育てている管理の仕方でも色や形状が多少は変わります。
私が好きなテリカラーの特徴は、色は薄い紫色からワインレッドと好みの色味には幅がありますけど、透明窓が大きく、粒の大きいものです。 徒長しているのが嫌いなので、徒長しないように気を付けて育てていますが、徒長しないように育てると、透明窓が光線が強すぎて濁ってしまったり、粒が小さくなってきたりするんですよね。 その苗を可能な限り美しさを引き出して育てるのは非常に難しいです。
言い訳になりますけど、私の環境は太陽光線が差し込む時間が十分ではないので、これが栽培を難しくしている一番の原因だと思うのです。
ですので、私が難しいと感じていても、十分な環境を持っているプロのような人には全く難しくないんでしょうけど、プロは、単一の種類だけを育てるわけにはいかないので、また違った問題が出てくるのかもしれません。
テリカラーの色味は、淡い紫色から赤紫、そして黒に近い色のものが多く、私は黒に近い色の苗もG産の物で持っていますが、それもなかなかキレイです。 紅葉期に色が濃くなるのではなくて、今の時期の古皮を破って出てきてすぐの時から黒色に近い赤紫色の個体です。
私がテリカラーでまだ入手できていない特徴の苗と言えば、緑色の特徴を持った個体です。 普通の色みの特徴を持ったテリカラーでも、弱い日差しで育てると緑色のままでおりますけど、弱い日差しで育てるので激しく徒長して不細工だし、2頭ぐらいになると腐ってしまうのが絶対です。
群生株になると十分な太陽光が必要なのですが、そのような太陽光管理をしていても緑色のままの透明窓を持つテリカラーというのが憧れです。
どなたかのブログで観たことがありますね。 分けてください!!!